秋川牛の魅力


東京都産黒毛和牛
A4/ A5 秋川牛

秋川牛の魅力と選んだわけ

東京都産黒毛和牛A4/A5秋川牛。月10頭以下の出荷のみの希少牛である。東京都の西に位置する秋川渓谷のほとりで育てられている秋川牛は、肉質の旨味と脂質のキレに高い評価を受ける。

常にA4/A5ランクを常に出し続けている彼との出会いは、偶然ではなかった。最初に彼(牧場主)にお会いした時、どこのよそ者が来たんだという顔で目があったのを覚えている。「僕らはひたすら良いものを、お客様に届けたい」という想いだけを持って必死にお話をさせていただいた。すると彼の強張った表情が緩んだ。
「じゃあ、牧場内を案内するから、ついて来なさい」

直向きな取り組み

誘われるまま、奥の方へ案内してくださる背中についていくと、牧場を始めた経緯についてお話してくださった。竹内さんは、18歳の時、牛一頭から始め、今では牝牛250頭にも頭数が増えた。全ての牛の顔と性格、健康状態を把握しているとのこと。牛舎は清掃が行き届いており、僕らも寝っ転がれるほどの清潔さ。牛さんたちもさぞかし快適に違いない。
 また良い仔牛の見分け方。良いさしの入れ方、育て方、夏場の対策、独自の飼料開発、畜産学的理論に基づいて、最良を目指した牛を育てあげることだけを考えている。

こだわりと想いを支える技術

飼料は藁だけでなく、穀物類(トウモロコシ、コメ、米ぬかなど)を約80%配合していること。こうすることによりより良質な肉質を持つ牛さんを育てることができるとのこと。
長年培ってきた技術と経験を活かし旨味をさらに向上させています。

とても穏やかに時間を過ごしている牛さんたちは、鳴くことがありません。それはストレスなく過ごしている証拠。牧場主の竹内さんはそのストレスについて非常に気を使っています。例えば牛の移動の際にも、自分の体を使って捨て身で行います。700㎏の巨体と対峙するのは相当な事だと思います。

秋川渓谷はマス釣りでも有名なポイントの一つ。きれいな清流のお水が、牧場内にも湧き水として湧いてきます。
そのミネラル豊富なお水を毎日ごくごく飲んでいるのです。きれいなお水というところも秋川牛の肉質形成に重要な役割を担っている。

渓谷により風のとおりも良く、一年中過ごしやすい地区である。東京にもこんな素晴らしい生育環境の所があったのかと思うほど。また夏場の暑さ対策ですが、あきる野地区は涼しい風が吹き込み、牛さんの生育には適しているとのこと。
秋川渓谷に人も牛さんも、心も体も癒されてしまう、そんな所だ。

彼の愛情と、僕らの情熱

秋川牛はどういう牛なんですか?というご質問をたくさんいただきます。ただの和牛ではございません。このように生育環境、きめ細やかな管理、清潔さ、黒毛和牛にこだわった生産者の情熱と愛情がたくさん注がれてた秋川牛です。  こうして毎回牛舎を案内していただきながら、昔の苦労話から今年、現在の状況などいろいろなお話を伺うことが出来ます。訪問すればするほど、秋川牛は他では真似できないものだと確信します。なぜなら飼うことに大変な技術を要するからです。長年にわたり改良・研究され、技術を蓄積している竹内さんだから作り上げることができるからです。僕らはレストランの立場から出来るだけたくさんの方々に、この美味しさ、お肉が本来持つ旨味と脂質のキレの良さを味わっていただきたいと思っております。  私たちは年に2度、定期的に牧場訪問をさせていただいております。お酒が大好きなお父さん。手土産は決まって美味しいお酒です。(笑)


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