さあ、今日はイタリアルネッサンスの旅へとご案内しましょう

2020/05/25

さあ、今日はイタリア🇮🇹ルネッサンスの旅へとご案内しましょう🚩元々絵画はキリスト教の教えを絵にして伝える事ことから始まったが、フィレンツェでは古代ギリシャ、ローマの彫刻、絵画の研究が盛んとなり、メディチ家の権力も相まって原点回帰の路線がルネッサンスの14世紀イタリアで始まり、16世紀までの間、文化運動の事を指す。この時代に最も有名な芸術家レオナルド、ミケランジェロ、そしてこの絵の作者であるラファエロ・サンティ三大巨匠は抑えておきたい。
ラファエロの描いたこの絵は、「小椅子の聖母」愛情深い母の眼差しが引き込まれます。寂し気な顔にも見えますが、抱いたイエスの運命を知ってか、包み込むように抱きかかえています。真ん中には暖色、右下には寒色のブルーを使い、自然と絵の中に色の流れを作り出している。モデルは不明ですが、一説には街で見かけた女性と子供を見てワイン樽の蓋に描いたとか、、、フィレンツェでは、この円形の絵が伝統的な絵画によく見られる形で、他の作品にも多く見られるフィレンツェ特有のものである。
ラファエロは美男子としても有名でかなりモテていたようですね。がしかし37才という短い人生。彼の偉業は他にも沢山ある。絵でこんなにも人を美しく描く事が出来るのは、きっとそのモデルの内面までをも見透かして描いていたからではないだろうか。フィレンツェの街を歩くと、もしかしてこの道にラファエロが歩いたかもと妄想を膨らませる楽しみ方もあるかもしれません。フィレンツェに訪れた際には、是非ピッティ宮殿の小椅子の聖母をみる事をオススメする。

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